第二章

<公開時期:2019年 1月~3月>

夢の新薬

夢の新薬か否か

オプジーボについての考察。

これは細胞毒である抗ガン剤とは

作用機序が根本的に異なる免疫薬で

既述した様な抗ガン剤によるリスクはありません。

この事だけでも大きな成果だと思います。

この様な新薬が開発、認可され

治療に使われる様になった事は

大きな進歩であると思います。

開発者の本庶佑(ほんじょ たすく)氏によると

これまでの免疫療法は全て失敗に終わっているが

オプジーボはデータ的にも成果を上げているとの事です。

免疫細胞の数が少ないと多勢に無勢となって

ガン細胞の増殖を止められなくなってしまいます。

免疫細胞の数を増やせば

ガン細胞の増殖を抑え、完治する事が可能といわれています。

或いは、正常な人でも1日数千個のガン細胞が発生していますが

免疫細胞がそのガン細胞の増殖を抑えている訳です。

免疫細胞を死滅させて、この均衡を破綻させてしまう事が

従来の抗ガン剤のリスクでしょう。

そこで、免疫細胞を増やす事によって

ガンの増殖を抑える事が有効であると

この様な事を良く見聞します。

しかし事は、そう単純ではありません。

ガン細胞の種類は多種多様で

瞬く間に他臓器転移を起こす

危険なガン細胞もあります。

また、この様な危険なガンは

免疫細胞を眠らせるタンパク質を出して

免疫の攻撃の手を逃れる能力も有しています。

ガンは、それぞれ性質が異なり

リスクの大きさも異なるという事になります。

オプジーボの作用機序は

免疫細胞(T細胞)のPD-1という受容体と

ガン細胞がつくる特殊なタンパク質であるPD-L1が

結合する事でガン細胞は

免疫細胞の攻撃から逃れる事が出来るという事を

逆に利用しています。

免疫細胞のPD-1は免疫細胞が不活性化するスイッチで

これは免疫細胞の暴走にブレーキをかけるスイッチです。

ガン細胞のPD-L1は、このブレーキのスイッチを押す手となっています。

オプジーボを使用すると免疫細胞がつくるPD-1にオプジーボ®が結合します。

するとガン細胞がつくったPD-L1が

免疫細胞のつくるPD-1に結合出来なくなります。

つまりガン細胞は

免疫細胞にブレーキをかけるスイッチを押せなくなる為

ガン細胞は免疫細胞の攻撃から逃れられなくなります。

つまり、これによって免疫細胞による免疫機能が正常に働くという事で

ガン細胞の増殖を抑制する事となります。

現在のオプジーボの保険適用は

悪性黒色腫、肺ガン、頭頸部ガン、胃ガンなどで

今後、保険適用となるガンの種類は拡大していくだろうという事です。

副作用には

間質性肺疾患、肝機能障害、重症筋無力症、I型糖尿病

などがあり

他の免疫療法との組み合わせによって死亡事故も起きているとの事で

注意が必要です。

また、個人的な見解ですが

ガンに対して働く免疫の主力はNK細胞であり

これは自然免疫です。

オプジーボが働きかけるのはT細胞であり

適応免疫である為

ガンに働きかける免疫や免疫療法の王道から外れる様な気もします。

また、年間の治療費が自費治療換算で1000万円以上

という高額な所もネックであると思います。

長い目で見ないとわからない部分が多いと思いますが

夢の新薬へのステップとなれば良いと思います。

さて、ここまでガン医療について

色々書き連ねて参りましたが

どうしてもガンという病気をテーマとすると

重い話、過激な話を含んでしまいますが

自身の知っている事を記して

リテラシーの一助にして頂きたいと思い、筆を執った次第です。

また、筆者が他にも注目している

先進的な治療法、研究中で近未来に実現可能という治療法があります。

それから代替医療にどのような治療法があるか

日常生活で有効的な事など

ここからが本題なのですが

少し長くなったので一旦区切りにして

またの機会に書いてゆきたいと思います。

 

3月19日

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切除と放射線治療について

ガン腫瘍を切除するという事の考察の続きですが

他臓器転移を起こすガン細胞には

形成された原発巣のガン腫瘍から離脱し

正常細胞間を破壊しながら単独で移動する

遊走という現象があります。

やがて遊走したガン細胞はリンパ管や血管に入り

他臓器へ遠隔転移します。

この遊走を伴う遠隔への転移が

原発巣のガン腫瘍が検査で視認可能になるよりも早い段階で起こる為

この能力を持っているガン細胞の場合

視認可能となった最小限の大きさである原発巣のガン腫瘍を

局所的に切除しても

視認不能な大きさのガン腫瘍の転移が完了している為

無効となってしまうという事です。

転移ガン、進行ガン、近藤誠医師の言う本物のガンも

この様なガンを差しています。

切除による体内の極度な酸化も、新たな発ガンのリスクとなるでしょう。

続いて放射線治療についてです。

放射線治療では活性酸素を発生させて

ガン細胞を攻撃し死滅させていますが

放射線治療によって発生する活性酸素である

ヒドロキシルラジカルは

最も強力な活性酸素で

液体が還流している人体の内部を巡ってしまい

これも、また新たな発ガンのリスクとなります。

ここまで日本に於けるガン医療 

大療法に対してのリスク的な側面について書いてきましたが

逆に日本では能動的に調べなければ

リスク的な側面はあまり見聞しないと思われるので

リスクも合わせて考察する事が重要ではないかと思います。

 

3月13日

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ガンの進行メカニズムの考察

さて、三大療法の1つ、手術について考察してみます。

ガン腫瘍を切除するという事ですが

ガンの進行度合いの目安である

ステージを考慮すると有効の様に思えます。

ステージⅠ-ガン腫瘍が粘膜内に留まるか、粘膜内を超えても筋肉内に留まる。

ステージⅡ-ガン腫瘍が筋肉の層を超える。

ステージⅢ-リンパ管に入り、リンパ節までに留まる。

ステージⅣ-リンパ節を超えて血管に入り、他臓器に転移。

早期であればガン腫瘍が局所に留まっている為

切除する事が有効であるという事。

諸説あるので何を取り入れるかという問題になりますが

個人的にこのステージの方程式は成り立たないと考えています。

問題なのは最初にガン化したガン幹細胞の性質によって

その後の展開が大きく分かれるという事だと思っています。

ガン幹細胞はコピーをつくる能力を持った、ガン細胞の元となる細胞で

同じガン細胞をコピーしながら増殖して腫瘍を形成

この、ガン腫瘍が増殖しながら周囲に広がる事を浸潤といい

ガン腫瘍から遊離して別の場所へ移動する事を転移といいます。

また、転移した場所でもガン腫瘍の増殖が起こります。

ガン腫瘍の維持の為に栄養を供給する為の

ガンの自家製の血管である新生血管もつくられます。

それから免疫細胞からの攻撃を逃れる為に

ガン細胞は特殊なタンパク質を放出して

免疫細胞の攻撃にブレーキを掛けます。

これらの能力が全て備わっているガン幹細胞の発生と増殖によって

生命の存続を脅かすリスクとなります。

一方、これらの能力の一部を備えていないガンで

他臓器転移が出来ないガンも存在しており

前者を本物のガン、後者をグレーゾーンのガンとして

理論展開しているのが近藤誠医師の、がんもどき理論です。

本物のガンとは転移ガン、進行ガンです。

この本物のガンとグレーゾーンのガンの比率では

本物のガンの比率は圧倒的に低く

また紛らわしいのは、ガン細胞の細胞組織を採取して

顕微鏡によるガン細胞の観察による悪性、良性の見分けをする

バイオプシによっても判別が極めて難しいという事です。

つまり、本物なのかグレーなのかわからないという事。

この辺り、罹患率がより多くなっている原因かもしれません。

本物を見逃すリスクを回避する為に

グレーであっても本物であると判断しているという具合。

近藤医師によると、本物とグレーを見分けるたった1つの判断基準は

他臓器転移の有無のみだそうです。

近藤医師のがんもどき理論も

当然ながら賛否両論ありますので

判断は個々のお考えという事になるでしょう。

ここで色々な情報をお話しするのは

専門書などを読み漁ってまとめるのは

膨大な時間と労力が要りますので

1つの参考として、要約しながら個人的な見解を提供する

という事を目的の1つとしています。

 

2月26日

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抗ガン剤による免疫細胞と造血機能の破壊

抗ガン剤の細胞毒による作用として致命的なのは

免疫細胞、特にナチュラルキラー細胞、略称、NK細胞の破壊と

造血機能の破壊でしょう。

ガン細胞を攻撃して、やっつける為のメインとなる免疫細胞はNK細胞で

正常な人でも1日に数千個出来ているといわれるガン細胞を

常時、攻撃して、やっつけているのはNK細胞であり

ガン細胞の数が増えずに均一にバランスしているのは

NK細胞のお陰です。

そして造血機能とはNK細胞を含む免疫細胞をつくる営みでもあります。

細胞毒によってこれらが破壊されるという事は

NK細胞を含む免疫細胞の数が減り

そして免疫細胞がつくられる営みが低下する

もしくは、免疫細胞がつくられなくなるリスクがあります。

細胞毒によってガン細胞を破壊しながら

これら免疫細胞、造血機能、正常細胞を破壊する作用は

どちらが先にやられるのかという戦いとなるでしょう。

ガン細胞には反抗ガン剤遺伝子、ADGの発動がありますが

正常細胞は、やられる一方です。

そうなると徐々に均衡が崩れてゆき

ガン細胞の増殖が優位になるリスクがあるでしょう。

抗ガン剤による化学療法をやり尽くして

もう打つ手が無くなったという状況で

懸念されるのは、強くなったガン細胞と

壊滅状態のNK細胞を含めた免疫細胞です。

しかし一方で抗ガン剤の投与によって

ガン細胞が根絶し回復する事例もあります。

筆者の情報収集による結論を書いておきますと

一部のリンパガン、白血病には有効的で

固形ガンの場合は厳しいかな、という見解です。

これはデータを調べてみて欲しいと思いますが

固形ガンに対して抗ガン剤は、ほぼ無効であると思います。

ただし、ここで述べる固形ガンとは属にいう所の転移ガンを差します。

抗ガン剤の投与で完治する固形ガンは

恐らくは、転移ガンでは無い固形ガンであろうと思います。

では転移ガンではない固形ガンとは何なのか?という所に

複雑な事情がありそうです。

この事はまた後述しようと思います。

 

2月24日

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抗ガン剤の毒作用について

抗ガン剤の毒作用についてのお話。

薬には副作用がありますが 

抗ガン剤による副作用といわれる

髪毛の抜け落ち

消化器系の粘膜のびらんと

それに伴う

食べ物が食べられない、或いは吐血や下血などの症状

それから強い悪心など

副作用というより細胞毒による主作用、毒作用でしょう。

これは毒を以て毒を制すという特性上であると思います。

つまりガン細胞を死滅させる作用と同時に

正常細胞も死滅させる作用によります。

抗ガン剤の成り立ちは

ドイツ、アメリカによって開発された化学兵器

ナイトロジェンマスタードを元に

アメリカで研究開発された治療薬で

白血病、悪性リンパ腫の治療薬として使われ始めました。

これが抗ガン剤の始まりです。

先にご説明したナイトロジェンマスタードは

アルキル化剤系の細胞毒、びらん剤で

その毒作用は、細胞分裂の盛んな細胞を破壊する性質があり

特に粘膜を破壊する作用が強く

消化器系の粘膜のびらん、吐血や下血

毛根が破壊される事による毛髪の抜け落ちなどです。

つまりアルキル化剤系の抗ガン剤では

本質的にナイトロジェンマスタードと同様の毒作用が出るでしょう。

現在の抗ガン剤はアルキル化剤系だけではなく

様々な種類があって新たな抗ガン剤が開発されています。

しかし、細胞毒であるという性質上は

人体への基本的な作用機序は同様となるでしょう。

結果、消化器系のびらん、毛髪の抜け落ち

などの症状が出ているのではないでしょうか。

抗ガン剤投与の有無は

医師や個々のご判断という事になると思いますが

色々知っておくと、より良い判断材料になるでしょう。

 

2月18日

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ガンの死亡率の上昇と高齢化

既述しました様に日本に於けるガン医療の年間の収益は

上昇傾向にあって今や年間15兆円~18兆円です。

この数十年で進歩しているはずのガン医療

しかし、日本に於けるガンの死亡率は上昇しているという矛盾。

これには、現在の日本の極度な高齢化も関係性がある為

一概に矛盾していると言い切れないのですが

先進国の中には同じ様に高齢化している国もあります。

所が先進国の中でガンの死亡率が上昇し続けているのは日本だけです。

食生活や、生活を取り巻く環境も変化していますから

その辺りの、生活習慣、環境の考察や改革も重要な部分でしょう。

 

2月16日

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ガン医療の別側面

前回まで、OTAレポート、NCIによるレポート

そしてアンチ・ドラッグ・ジーンズ、略称ADGのお話を展開してみました。 これらの情報は日本に於いては

書籍やインターネットにより得る事が出来ます。

しかし、その真偽を確かめる術は厳密にはありません。

日本に於いて受動的に得られる情報の中には

これらの情報は無いと思われます。

そして、日本に於いて受動的に得られる情報は真逆であって

ガンの三大療法にはエビデンスがあり有効で

それ以外のガンの療法、特に代替医療には

エビデンスが乏しく無益でリスクの可能性がある

という事になっていると思います。

何が有益で何が無益、有害であるのかの真偽

それを確かめる術が厳密には無いのであれば

重要な事は、やはり個々のリテラシーであると思います。

リテラシーとは情報を精査して判断する事です。

どの様な産業でも利益を出さなければ

産業として成り立ちません。

ガン医療もまた同様で

日本のガン医療の収益は年間約15兆~18兆円で

その内の半分は抗ガン剤といわれています。

一番高い抗ガン剤(ペグイントロン)の1gの値段は何と約3億3千万。

この様な膨大な収益を生むガン医療ですから

有益な治療の存在や出現があっても

収益が下がる様な不都合があれば

世に出にくいという事情があるでしょう。

また、アメリカと日本のガン医療の差から

アメリカと日本の主従関係も読み取れそうです。

加えて、閉鎖的な情報や偏った情報など。

これらは、特に日本の現場レベルで

近代医学が正常に進化しにくい事情でもあると思います。

ここで述べておきたいことは

これらの事情に対しての善し悪しの批評では無く

産業としての事情、社会の仕組みとしての事情は

どうしても付いて回るものであると思いますので

ガン医療に対するリテラシーの

指標、題材として頂きたいという風に思います。

 

2月3日

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アンチ・ドラッグ・ジーンズ

1985年、アメリカ国立ガン研究所、NCIのデビュタ所長により

告白されたという内容に

ADGの発動という興味深い内容があります。

ADGとはAnti-drug genesの略称で反薬剤遺伝子の事ですが

この場合は反抗ガン剤遺伝子の事をいいます。

ADGとは、抗ガン剤が投与された時にガン細胞が

ガン細胞自身の遺伝子を変化させる事で

抗ガン剤に対する耐性を身に付けて

抗ガン剤を無力化しつつ

ガン細胞の転移、増殖する能力を高めてしまうというもの。

転移する能力の事を転移能といいますが

このADGによって、より高まった転移能による増殖には

5~8ヵ月のタイムラグがあるそうです。

前回、記述しましたアメリカ東海岸の大学病院の臨床結果の通りです。

さて、薬の安全性や効果を確認する為の試験として

第一相毒性試験があります。

抗ガン剤に於いては

10人に抗ガン剤を投与し

4週間以内に、その内の1人以上に腫瘍の縮小が認められた場合

効能あり、という事になる様です。

そして4週間以内という期間はADGが発動しない期間です。

ADGのリスクを考える場合

重要な点は、ガン細胞の性質を変化させる事によって

ガン細胞が単に抗ガン剤に耐性を持つという事だけではなく

転移する能力を増大させるという点と

ADGの発動までのタイムラグにあります。

つまり、このタイムラグのリスクには

一見、良好であると早とちりし易い事と

その後に悪化した原因が見えにくい事にあります。

 

1月26日

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OTAレポートの発端とNCIによるレポート

前回、お書きしました様にOTAレポートは

アメリカ政府による、ガンの三大療法を否定した報告書で

OTAレポートの発端は1984年、1985年の

アメリカ東海岸の大学病院に於ける

ガン患者の臨床結果を受けての事の様です。

その臨床結果は要約すると次の通りです。

1、抗ガン剤の多剤投与の副作用により死亡リスクが高まる。

2、抗ガン剤の多剤投与によって腫瘍が一時的に縮んでも生存期間は短くなる。

3、抗ガン剤の投与によって一時的に腫瘍が縮んでも5~8ヵ月で再増殖する。

4、ガン腫瘍に対して、抗ガン剤を含むガン治療をしない方が長生きする。

4で記載のガン治療とは時代背景から三大療法と推測出来ます。

この様なガン患者の臨床結果を発端とし、OTAレポートの発表に至る訳ですが

アメリカ政府は1988年に

研究補助費を援助しているNCIに対しても

疑問を投げかけ、責任を追及しています。

NCIとはNational Cancer Instituteの略称で

世界で最も権威があると謳われる

アメリカ国立ガン研究所の事です。

また1988年、NCIのレポートによっても

「抗ガン剤は、強い発ガン物質で、抗ガン剤の投与により他臓器に新たなガンをつくるリスクがある」

と発表されています。

 

1月21日

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OTAレポート

日本に於ける標準のガン医療は

手術、放射線、抗ガン剤の三大療法で

厚生労働省によって認可され推奨されています。

当然、ガン医療の主流は三大療法となります。

この主流である三大療法が本当に有効なのか

或いは無効なのか、有害なのか。

この判断材料としてガン医療における

OTAレポートについて知っておく必要があるでしょう。

ガン先進国のアメリカに於けるガン医療の歴史と

日本のガン医療との比較です。

日本に於けるガンの死亡率は上昇傾向にあり

1970年代では約、5人に1人

現在では約、2.5人に1人。

一方、アメリカでは1990年代半ばまでは

ガンの死亡率が上昇傾向にあり

日本に於けるガンの死亡率より高い傾向にありましたが

1990年代半ば以降、アメリカのガンの死亡率は減少傾向になり

1990年代後半には逆転し

日本に於けるガンの死亡率より低くなり

更に減少傾向にあります。

さてアメリカのガン医療が代替医療に推移し

そして死亡率のデータでも減少傾向にある訳ですが

この転機となったのがOTAレポートです。

OTAとはOffice of Technology Assessmentの略称で

アメリカ政府の技術評価局の事です。

1990年、このOTAによって

「従来までのガンの三大療法が無効且つ危険である」

と発表されたレポートがOTAレポートです。

 

1月16日

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ガン医療について

昨年10月に、京都大学の特別教授、本庶佑(ほんじょ たすく)氏の

免疫薬「ニボルマブ」、商品名「オプジーボ」の研究開発で

ノーベル医学・生理学賞の受賞が決まり話題となりました。

ガン医療に於ける夢の新薬であるとの事。

これまでも良く見聞するフレーズ「新しい抗ガン剤」「夢の新薬」

従来、これらの新しい抗ガン剤は

アメリカで開発、認可されたもので

本国のアメリカでは普及せず日本で普及されてきたものです。

これはガン先進国のアメリカでは従来のガン医療の主流であった

抗ガン剤、放射線、手術の三大療法から

代替医療へと推移してきた結果です。

つまり、自国で開発、認可されてきた

これまでの新しい抗ガン剤、夢の新薬は

アメリカ本国では受け入れられなかったという事になります。

日本では逆に抗ガン剤、放射線、手術の三大療法が主流となっており

代替医療はエビデンスが無くリスクがあるという認識が浸透しているでしょう。

三大療法、代替医療、そして日本で開発されたオプジーボ

何が良いのか、また何を信じればよいのか

非常にわかりにくく判断が難しい問題であると思います。

医学は時代と共に進化していき

その結果としての近代医学であると思いますが

現実問題として現場レベルで正常には進化出来ない事情がありそうです。

一般の方は、身体の事に関して 

受動的に得られる情報を元に 

頭にインプットしている、或いは、インプットされていると思いますので

受動的には得られないお話を少ししていきたいと思います。

 

1月12日

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