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適応症状の概要

各種、適応症状の原因とアプローチの解説をしていきますが、予備知識として、このページを最後までお読み頂けると、より理解しやすいと思いますのでお勧め致します。お急ぎの方、または既にこのページをお読みになられた方は、以下のコンテンツ名をクリックして頂くと各種症状についてご覧頂けます。

診断と不定愁訴

病院の検査等で異常が見つからない、病気ではない、何らかのつらい症状。これを不定愁訴(ふていしゅうそ)と呼びます。トップページでも少し触れましたが、ここでは不定愁訴についてもう少し詳しく記述し、各種、症状別の具体例へと進んでいこうと思います。

不定愁訴は、あまり聞いた事が無い言葉だと思いますが、クライアントが訴えている症状、原因が定まらないという意味合いがあり、医師はあまり使わないそうです。異常無し、歳のせい、或いは、自律神経失調症という診断。といった所に落ち着くのだろうと思います。何となく曖昧で、その他、に分類されている感があります。しかしながら医師は、病気か否かを診断し、病気であれば治療する事が仕事ですから、病気でなければ治療しないという事は、仕事、役割を考えると、当然といえば当然の事ともいえるでしょう。そして、病気では無いけれど、つらい症状が強かったり、長引いていたり、何とか解決してほしい不定愁訴は、苦手であるといえるかもしれません。しかし、医師に診てもらい、病気では無い事がわかったのですから、まずは安心であるともいえます。

原因の多様性

近代医学的な考え方では、端的には病気か病気でないかという診断結果に基づいて、治療をするか否か、決定されます。病気でないという事は、身体が正常であるという事になります。一方、東洋医学では常に身体はどこかに異常を抱えており、完全に正常であるという事はありません。ですから正常と異常を分ける線引きもありません。陰陽太極図では、黒色の陰と、白色の陽を、明確に分ける線は無いという事を、直線ではなく曲線で表しながら、同時に、黒色の陰の中にも、陽である白色の点が存在し、白色の陽の中にも、陰である黒色の点が存在している事を表しています。

身体は常に、どこかに異常を抱えながらも、自然治癒力によって異常に傾き過ぎない様に、部分的に抱えている異常を自ら治癒させながら、ある一定の健康状態を保っています。これをホメオスタシスといいます。恒常性という意味です。揺れている振り子が重力によって、ある一定の位置に戻ろうとする働きに似ています。外力が加わり再び揺れても、やはり振り子は、ある一定位置に戻ろうとします。この恒常性によってバランスを保っている状態を陰陽太極図は表しています。

例えばカイロプラクティックやオステオパシーは、近代医学的な西洋医学をバックボーンとしていますが、興味深い事にカイロプラクティックやオステオパシーの治効機序もまた、自然治癒力に根差しています。

この様な考えに立ってみると、不定愁訴は、正常であるとはいえませんし、恒常性によってバランスを保っている状態であるとはいえません。その症状には原因があります。その原因とは、よりマクロな視点で診ると、自然治癒力、恒常性が上手く働いていない状態です。よりミクロな視点で診ると、身体の内部で抱えている異常が、治癒、解決していない部分が見過ごされ、症状の原因となっているはずです。この部分的原因とは、身体的な原因のみならず、気質や思い癖、苛々や悩みなど、精神的な原因も含まれています。部分としての原因が、全体の原因となり、全体の原因が部分の原因を見逃してしまいます。全体の原因とは自然治癒力の低下であり、部分の原因とは部分的な病変です。

以上が、一言で「症状の原因は〇〇である」と決め付けられない理由です。

症状の原因は、人や状況によって様々です。ですので各種症状の原因とアプローチについては、いくつかの事例として記述しようと思います。また、個々の症状の原因とアプローチは、実際には個々ではなく繋がりの中の1つですので、限定的に捉えずに、1つの参考として捉えて頂くと良いと思います。

さて各種、適応症状の原因とアプローチをお読み頂く前に、コンテンツ

[カイロプラクティックとは?] [オステオパシーとは?] [筋膜リリースとは?]

をお読み頂くと、症状に対してのアプローチの面で理解しやすくなると思います。また、各種症状の解説では、各種症状に共通する「痛み」についての解説

[痛み]

を最初にお読み頂くと、その後の各種症状について理解しやすくなると思います。

以下のコンテンツ名をクリックして頂き、各種症状についてご覧下さい。