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産前のケア(マタニティ整体)

産前のケア(マタニティ整体)について、いくつかの事例を挙げてお話しします。

産前のケア(マタニティ整体)-妊娠初期

まず妊娠15週目のくらいの初期の頃では、卵巣の黄体から分泌されるプロゲステロンの分泌量が増えてきます。これは妊娠した時に、子宮を妊娠に適した状態で維持する為であり、妊娠初期ではその準備段階に当たります。必要なホルモンですが、このホルモンの分泌量が増える事により様々な不調が起こってきます。

基礎代謝が上がって微熱が継続的に出ている様な状態で、だるさや、眠気が起こったり、片頭痛や吐き気、便秘の原因となったりします。また、つわりによる食物に対しての嫌悪感や吐き気もあるでしょう。

妊娠初期の頃は外部から摂取される有害物質の影響を胎児が最も受けやすい時期です。妊娠中は免疫の働きが低下していますので、つわりはウイルスや細菌などの有害物質を摂取しない為の防御機構でもあります。嫌悪感を抱く食物は無理に摂取せずに吟味する事が必要でしょう。また、タバコの煙やアルコール、有機溶剤の匂いなどの摂取、吸入をしない様に気を付けて頂きたいと思います。

人は、原因がわからないと、より不安を感じる様になります。不安感による精神的なストレスによって、自律神経が交感神経優位に働き、負の相乗効果で精神的ストレスはより大きくなります。妊娠初期のつらい症状は主に、プロゲステロンの分泌量が増えるなど、ホルモンバランスの乱れです。しかし、これも妊娠を継続していく為に必要な変化であると、まずは安心してみてはいかがでしょうか。

また、不安感は、身体の不調だけでなく、妊婦さんとしての生活や、将来の出産の事など。色々と湧き起ってくる事でもあると思います。これらを明るく前向きに捉える事はとても難しい事だと思います。まずは、病気ではないのだから、と少しでも前向きに捉えて頂きたいと、応援しております。

当院のマタニティコースは、基本的には妊娠16週目以降となっておりますが、精神的な側面も含めて、症状がつらいケースでは、妊娠初期に、お受けする事も可能です。その場合は事前に医師にご相談される事をお勧め致します。尚、マタニティコースでは、通常のカイロプラクティックによる関節の矯正は行いません。よりソフトで、遠隔から、骨格系、膜系組織、自律神経、ホルモンバランスを整えるアプローチを行います。どうぞご安心してご利用下さい。

産後のケア(マタニティ整体)-妊娠中期

妊娠16週から27週が目安の妊娠中期からは、胎盤が完成して安定期と呼ばれる時期になります。個人差もありますが、妊娠初期の頃に強く出る、つわりの症状も緩和してくる頃だと思います。

しかしながら妊娠中は免疫力が低下しますので、不摂生を控え、感染症には十分気を付けて頂きたいと思います。

また、この頃から胎児も成長して、骨格系も形成されながら大きくなってきますので、物理的な負担も加わってきます。お腹に重みが加わり腰への負担も増えてきますし、リラキシンというホルモンの働きで、仙腸関節に付着する靭帯や、恥骨結合が緩い状態になってきます。これは妊娠中に赤ちゃんが居住する、骨盤に囲まれたお腹の空間を広げる為、そして将来の出産の時にも、赤ちゃんの通り道の空間を広げる為です。必要があって起こる反応ですが、リラキシンによる仙腸関節や恥骨結合の緩みは、お腹の重みと相まって、骨盤の歪みをつくり易くなります。そして骨盤の歪みが、腰痛の原因となったりします。この時期に、手技療法による骨格系のバランスを整えるケアが、最も重要で、また比較的安全な時期であるといえます。ただし、突発的なアプローチ、刺激的なアプローチなど、避けるべきアプローチがあります。よりソフトに、より遠隔的に、骨格系、それから膜組織に対してのバランス調整が、安定期である妊娠中期の段階でも重要となります。

また腰に負担となる様な姿勢や動作、特に立ち姿勢で前屈する姿勢、動作、そして前屈状態で背筋を使って荷物を持つなどの動作には注意して頂きたいと思います。負担となる作業は、周りの方のお力を借りる事も重要です。

産後のケア(マタニティ整体)-妊娠後期

妊娠後期では、胎児がより成長して大きくなる事と、リラキシンの分泌が相まって、骨盤の歪み、緩み具合がより大きくなり、腰痛の自覚症状もより大きくなる事が考えられます。

加えてお腹の張り感も、つらい症状の1つとなり得るでしょう。赤ちゃんが大きくなる事で、その周囲のお腹の組織も圧迫を受け易いです。例えば、胃が圧迫される事による胃もたれ、小腸や大腸が圧迫される事で便秘などの症状も起き易くなります。

それから、横隔膜や肋骨への圧迫によって胸部の息苦しさを訴えられる方も多くいらっしゃいます。

横隔膜の柔軟な上下動によって、肋骨内の空間も、自由な動きを取り戻し、胸部の息苦しさも緩和する事が出来ますし、大腸は大隔膜の上下動の力を借りていますから、便秘の軽減、解消にもなります。ですので、横隔膜への一連のアプローチは重要です。

また、大腸の右側にある、便が上に登るルートは上行結腸(じょうこうけっちょう)と呼ばれ、大腸の左側にある、便が下に降りるルートを下行結腸(かこうけっちょう)と呼びますが、上行結腸と下行結腸への圧迫や、組織の緊張は、インナーマッスルの大腰筋の緊張と連動し易く、この事は、便秘と腰痛の関連であるともいえます。大腰筋が緊張状態になる事で、その関連痛は腰に飛び、腰痛の自覚症状となります。また、大腰筋が動きにくくなる事で筋力低下を起こすと、お腹の奥で骨盤や腰椎を支えにくくなり、その負担は背面側の筋肉、つまり腰の筋肉に掛かる事になります。

また、大腰筋筋膜と腎臓は隣接しており、大腰筋の筋膜と腎臓は癒着し易い関係性にあります。これによって腎臓の機能低下も起こり易くなります。加えて腎臓の関連痛も腰に飛ぶので、これまた腰痛との関連性があります。

そしてカイロプラクティックのアプライド・キネシオロジー(AK)の見地からは、腎臓の機能低下は、大腰筋の筋力を弱化させるので、腰痛が起こる負の連鎖となります。

ここに挙げただけでも、これだけ沢山の腰痛の原因があるので、つらい症状を無理に我慢する事なく、そして、痛みを消失させるという目的だけではない、根本的に内部的に妊娠中のお身体のメンテナンスを、然るべき手技療法によって行う事をお勧め致します。そして当院を有効利用して頂ければ幸いでございます。

妊娠中の胎児への影響

妊娠時の母体の骨盤や背骨、頭蓋骨の状態は、物理的な圧迫や、自律神経、ホルモンバランスの乱れによって、赤ちゃんの先天性の精神的な問題となり得ます。

また、お母さんの精神的な問題や、アルコールやタバコ、防腐剤や薬物などの化学薬品の摂取も、赤ちゃんの先天性の精神的な問題となり得るので注意が必要です。ここで述べる精神的な問題というのは、特に頭蓋骨の歪みに起因していますが、赤ちゃんの場合ですとその主原因は硬膜の歪みにあります。硬膜は頭蓋骨や背骨、仙骨の内部にあって脳と脊髄を包んでいる膜組織です。この膜組織の歪みによって頭蓋骨が歪みます。

赤ちゃんの頭蓋骨は未完成で柔らかく、外力によって歪みやすくなります。そして、その外力とは、お母さんのお腹の中での体位、そして妊娠の段階に従った母体内での移動によります。

外力によって頭蓋骨を介して硬膜が歪み、硬膜の歪みが頭蓋骨の歪みとなります。頭蓋骨が未完成で柔らかい赤ちゃんの場合は、硬膜の歪みが主原因となりますが、成長していくにつれて、頭蓋骨が歪んだ状態で固まり、硬膜の歪みに加えて、頭蓋骨の歪みも主原因となります。

この様に母体内で起こる硬膜や頭蓋骨の歪みは、精神的な問題や、生まれつき身体が弱いという先天性の問題の原因となり、この様な問題では、母体のケアが不十分であった可能性もあります。

一定の水圧下にあって自律神経や体液循環の影響を受ける胎児は内臓と一緒です。胎児のメンテナンスの為にも母体の骨盤や背骨、硬膜や頭蓋骨のメンテナンスが大事です。妊娠中のクライアントさんに合わせた、カイロプラクティックやオステオパシーなどの手技療法は非常に有効です。

また、逆子が確定した場合、直せるケースがありますのでご相談ください。

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